囲碁の世界では四路盤での詰碁があります。 4×4 という狭い盤ながら、奥の深い問題も作られているようです。
連珠ではどうでしょうか。 五ができるという意味では五路盤が最小でしょうが、五路盤では三があり得ません。 従って、黒の追詰め問題はあり得ず、 白の追詰め問題も四々か四々禁にはめるものに限られます。 意味のある盤としては六路が最小でしょう。
ここでは、
連珠として可能な最小の盤である
六路盤を使った詰連珠問題 を紹介しています。
狭いために夏止め(*1) 等による意外な手が強防になることがあります。 また、狭い盤の中に趣向を出すために ノリ手防ぎ(*2) を活躍させることになります。 15路盤とはちょっと趣が変わったパズルとしても楽しめます。
(*1) |・●●●・○ のように、
両側を1つあけて三を止める止め方。
(*2) 攻撃に対して三や四ができるように防ぐこと。
追詰め問題、四追い問題、変わり種問題に分けて作品例を紹介します。
できるだけ自力で解くようにしてほしいのですが、 解けたと思った人、解くのが難しいと感じた人のために、 このコーナーでは次のようなサービスをしています。
六路という狭い盤ながら、
読みの訓練や基本的な手筋の勉強に役立つと考えられます。
三を作る場所が限られるので、
どこで三ができるだろうかと考えるのは1つの考え方になります。
マウスオンで、難易度が ★(易)〜★★(中)〜★★★(難) で表示されます。
括弧内は、黒石・白石の数です。
発表順に並んでいるため、易しい問題から難しい問題まで順不同になっています。 易しい問題から順に解いていきたい、あるいは難しい問題だけに興味があるといった人のために、 ヒントにある ★ の数 (多いほど難) で大分類し、 更に各グループの中では易しそうなものほど先頭にくるよう、 独断で並べ直してみました。
四の連続で勝ちを作る問題で、
狭いながらもそれなりの回数の問題ですので、読みの訓練になるでしょう。
(括弧内の数は、黒石・白石の数です。)
四追い問題では難易の差を付けにくいので、 ヒントにある ★ の数で大分類しただけです。
★ | d009 | d012 | d016 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
★★ | d001 | d002 | d003 | d004 | d005 | d007 | d008 | d010 | d011 | d013 | d015 | d017 |
d018 | ||||||||||||
★★★ | d006 | d014 | d019 | d020 | d021 | d022 | d023 | d024 | d026 | d027 | d028 | d029 |
★★★+ | d025 |
どこまでできるのか分かりませんが、 問題図が文字になっている問題、 最終解答図が何らかの図形になっている問題、 必ずしも追い手でなくともよいが五を作るまでの珠数を限定する問題、 等々、 ちょっと変わったタイプの問題をこの部分で紹介します。
六路盤詰連珠の作品を集めた小冊子があります。 「連珠資料」の中の六路盤詰連珠 の項をご覧下さい。