四ノビの「有効・無効」について (2)

四ノビの「有効・無効」について (1) で、有効・無効・無駄の例をいくつか検討してきました。 今回は、まず無効か無駄かの判断に迷うような例を示し、 (1)での検討とをあわせまとめとして 有効・無効・無駄の筆者なりの定義を提示します。

無効と無駄の境界

次に示すいくつかの場合では、無効か無駄かをどう考えるべきでしょうか。

B 04 03 12 13 ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・例1・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・●○●○・・・・・・・ ・・・・・○●●●・A・・・・ ・・・・・・○B○●・・・・・ ・・・・○・・●・・○・・・・ ・・・・●●・01・ロ・・・・・ ・・・・・・・・○・・・・・・ ・・・・・・・イ・・・・・・・ ・・・・・・○・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・

例1は 黒1と三を打ったことによって、AとBの両ミセができた状況です。 白はイとロに四ノビできます。

完全に防いではいませんが現在ある追い手の一つを止める四なので、 イ.とロ.のいずれも無効な四ノビと言えそうですが、 明白な追い手である三を防いでいないロ.の四ノビは無駄、のようにも思えます。

ここでは、追い手の一つを消しているということを重視して、 いずれの四ノビも無効と考えたいと思います。

b 05 04 12 12 ・・・・例2・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・○A・・・・・・・ ・・・・・B●01●○・・・・・ ・・・・・・・●○●○・・・・ ・・・・・●○●・・・・・・・ ・・・・・●○イ○○・・・・・ ・・・・・・・・●・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・

例2は 黒1と三をヒキBの四三を狙っており、 白イの四ノビで三を止められてもAとBの四三が残っています。 白イの四ノビはどう考えるのが良いでしょうか。

 白イの四ノビは三を防ぐ形になってはいますが防ぎに役立っていず、 黒の攻め筋を増やしてもいず、無駄手のようにも考えられます。

ここでは、一応直近の三の追い手を止めている事実を重視して、 イの四ノビは無効と考えたいと思います。

有効・無効・無駄の定義 (私案)

いくつか例を見てきましたが、なお検討の余地が残っていると思いますが、 筆者の考えている有効・無効・無駄の定義を書いておきます。 もちろん、四をノビてもノビなくても攻め側の追詰めが消滅しない範囲での話です。 1つの私案と捉えて下さい。